9.正座ができた!骨折2ヶ月経過

もうそろそろこのシリーズ記事の連載も終わりにしようかな、と感じつつも日々身体に変化もあり、いちいち感動&関心、なによりブログを読んでくださっている優しい方々もいるようなのでもう少しだけ。

次のリハビリの頃には正座ができるようになっているかも、と前回書きましたが。

本当にできちゃいました。正座。

例のごとく、PTさんのゴッドハンドのあとにちょっと正座してみて下さいと言われて、こわごわやってみたら座れました。痛みなく。

「えっ!?ええっ!!?ナンデ??」
って感じで感動。しかしこれまで生きてきて、正座できて感動する日が来るとは思っていなかったよ・・・。

まだできるのはよっぽど筋肉が柔らかくなっている時だけですが、一歩前進には変わりません。

療法士さん
療法士さん

うん!順調ですね。これから正座も少しずつできるようになってくると思いますよ。

自分の中での最終目標は、スケートをやる上で以前よりも筋力アップをしつつも、より良い身体の使い方ができるようになった上でのパフォーマンスアップなのですが、正座というのは日常生活を送る上で、それはそれで別として1つの節目、というか大きな目標の1つでした。

もう全然無理、くらいに思っていたので。

やっぱりね、元の身体に戻れるかどうかっていうのは不安なものです。
ケガをする前にはあたりまえにできていたことが、あたりまえのようにできなくなったんですもの。

あたりまえな事なんて本当はないのに、そう思える生活ができているって心底ありがたいことだー。と今回身にしみて感じました。行きたいところに歩いていける、やりたいことができるって、全然あたりまえなんかじゃない。

最近では自分の脚が自分の一部ではなく、切り離された別人格のように感じて敬っちゃってるくらいです。

毎日のマッサージのたびに
「ありがとね〜。」とか「こんな目に合わせちゃってごめんね〜。」とか心の中で語りかけつつ、相手を(相手?)慮るようになりました。

傍目にはちょっと不気味ですが、カラダってそのくらい考えてあげて、感謝して、ケアしてあげるくらいでちょうどよいものなのかも知れません。

漫然と寝て起きて生活しているだけでは、たまった疲れやゆがみ、無理をかけたツケなど、本当の意味では回復されていないものです。長期にわたり蓄積されていって、いつかどこか想像もしていなかったところに痛みや病気が発生する。
または今回の私のように、大ケガにつながるような事故(転倒など)を起こしたり。

急がば回れとはいいますが、目標に向かって進むだけじゃダメなのですね。
きっとそれはカラダだけではなく、他のいろいろあれこれ、それもこれも、それとこれも。にもあてはまることで。

自分自身やまわりの人、モノ、コト。
できる範囲でいいから丁寧に大切にして毎日を送っていきたい。
私にはなにか、ちょっとした思いやりが今まで足りていなかったような気がします。

そんなことに気がつかせてくれたことに感謝。
いまはそんなふうに思っています。

療法士さん
療法士さん

フフフ、やっとわかったかね・・・?

理学療法士さんの言いつけをまもって熱心にマッサージとニーベントウォークをしたかいあってか、8週目の終わり頃には(依然左右のももの太さは違うけれど)大腿四頭筋もしっかりしてきて、お皿の下の腱の痛みも大体なくなり、階段をだいたい左右均等に降りられるようになりました。

練習中も、「なんか脚のパワーに手応えある。チャンス?」
と思ったのでリンクで跳んでみたらあっさりジャンプ跳べて(降りることができて)しまいました。
やったぜ、かなり筋力付いてきた証拠。治るもんだなあ。うそみたいだ。

インスリーからのチェンジ、ビハインドのクロスを入れるステップをやって、ダブルスリーやって・・・。
練習を再開してからできなかった動きができそうです。インスリーは痛かったのでずっと敬遠してたけど、貼り着いた筋膜もほぐれてきているのかもしれません。

もうちゃんとスケート復帰できる!そう思ったので先生にもレッスン再開のお願いをしてきました。(もちろん医師の許可が降りてからですが。)

次の診察の結果次第かな。ドキドキです!

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