大人ですがフィギュアスケート!シングルジャンプに挑戦中!(サルコウ編)

スポンサーリンク

念願のシングルジャンプデビュー。まずはトウループから。

こんにちは。フランソワです。

ジャンプに関しては、バニーホップ1やスリージャンプ 2までは割と早いうちから教えて頂けていたのですが、1回転以上のものはずっとお預け状態でした。それをようやくやらせてもらえる事になり、もうやる気満々なフラ。
本格的なフィギュアスケートのジャンプデビューって感じです。

まずはトウループから入りまして、バックアウトで滑りながら左トウをついてその場ジャンプ、その次は半回転して両足降り(つまり前向き降りです。怖い!!!!)
「ハイハイ、じゃー次、1回転ねー!」って流れだったのですがもちろんそんなに簡単にできるわけはなく、半回転止まりがいいところ。
スリージャンプはアウトエッジに乗って跳び上がれば、カーブの回転力で自然に半分くらいは回るのですが、それは前向き踏み切りだからできたこと。

それが後ろ向きに滑っている状態から1回転して降りる、というのだから、どこがどうなってそうなるのかまるでわからなくて途方にくれてしまいました。
2、3週間、半回転前向き降りで練習していたのですが、ぜんぜん1回転はできそうにもなく・・・。いったん寝かせておいて、同時進行として同じくらいの難易度のサルコウをやることになりました。

 
フラ
フラ

後ろ向いてるってのに、どこにどう力を入れて飛んだら上に上がって回転するっていうの、、、(永遠の謎)

サルコウの世界へ

トレースを見て腑に落ちた

まずはスリージャンプから。先生に見て頂いて、踏み切り位置から着氷位置までの長さを測ってもらう。「うん、幅ありますね〜。」との一言。なにやらトレースを入念にチェックしています。
(その時フラは、「スリージャンプは準備運動なのかな〜。」なんてボーッと思っていました。)

そのあと先生がサルコウジャンプのお手本を見せて下さいました。
そしてまたトレースチェック!
氷に張り付いてよーく見てみました。

ホワァァ、おもしろい!

モホークでRFIからLBIへ。そのバックインの弧を描いた軌跡から跳び上がる瞬間、鋭角の、そう釣り針の先みたいな形の、ほんの少しだけのフォアのトレースがある!
これって踏み切るときに前を向いてる、いや、前を向いているというのは大げさだけどほんの少し前を向いている。つまりスリージャンプに似た動きなのでは。
真後ろ向いて飛び上がってるわけじゃなかったのよ。

もう、めっちゃめちゃ腑に落ちた瞬間でした。フラはポンと膝を打ちましたのですよそのとき。

スリージャンプが基本

だったのね・・・。そういうことだったのね、だったらわかります!(頭では)

ですがBIからフォアに踏み切って、って理屈ではわかっても体は慣れない動きなので、とてもじゃないけどできやしません。ただ理屈がわかるということは大人にとってはとても大切なこと。ここからはひたすら練習あるのみです。

はじめの20本くらいはどんなに頑張ってもまず浮く事すら怖くてできませんでした。

とりあえずこの日は、モホークからバックインに長く、しっかりと乗り込むこと。これに留意して練習しました。
サルコウはバックインのカーブを回転力に転換して回ります
跳ぼうという意志はあるわけですから、それができそうなタイミングは虎視眈々と狙ってはいます。
そうこうしてBIに乗り込んでいるうちに、自然にちょびっと浮くようになってきました。
離氷でございます。リフトオフ。本当に数ミリだけ笑。でも、あのはじめの一歩は嬉しかったな。

だんだん釣り針型のトレースができるように

トレースはとことん意識しました。
幽体離脱でもできれば自分がどういう動きをしているかわかるのでしょうけど、さすがにそうもいかないので軌跡から推理する!

跳んでも、跳ばなくても、いちいちかがみこんで点検に行ってました。

跳び上がれなくてもフォアの釣り針型のトレースがあれば、やっている事自体は間違っていないはずです。

逆にカーブの後だけで釣り針もなく、踏み切った跡がないものをNGとしました。
これってトウを使った跡もないし、どうやって跳んでるんだろう。ツルッと滑って転んだら危ないですよね・・・。

こうして踏み切りまでのモーションを身体に叩き込んでいきます。

この段階で気をつけていたことは、余裕が無いながらも、なるべく前が見えてから跳ぶこと。変な転び方すると危険だし。

回転不足はなぜなのか

40本目をすぎるくらい(2日くらい)で、少しずつ正しい向きでの踏み切りで宙に浮くことができるようになってきました。こうなるとはたから見て不恰好な練習であっても本人は楽しいものです。

ただどうも回転が足りていないようす。

私のトレース(画力すみません)はこんな感じ。
踏み切った跡(釣り針)のほぼ横に着氷点がある。1回転できているならクルッと回って踏み切り位置の後ろに来るんじゃないかしら。どうしてこうなるんだろう。回転不足?

理想としては、このように(画力、なお一層すみません)踏切り位置の後ろに着氷してバックアウトに流れたい。

そうは言っても3/4回転は跳べたので、身体の使い方のシミュレーションをするために陸でのジャンプも少しやろう(うへえ、、、)と決意しつつ、なぜ回転が足りていないのか、以下自分なりに検証。

なぜ回転が足りないのか?

・エッジ(カーブ)が甘いのか
・踏み切りのタイミングが悪いのか
・滞空時間が足りないからなのか
・身体が円の外に振られているからなのか

 
 

シングルサルコウ成功!

あるいはその全部なのか笑

ともあれ、今の時点では完全なまたぎジャンプですし、滞空時間は出したかったので少しずつでも幅を出して、着氷までに身体をコントロールする余裕を作りたいとは思いました。
そのために気をつけたことが以下のとおり。

・またぎジャンプではなく、しっかりと踏み切る力を付ける。スリージャンプも頑張る。
・バックインにしっかりと乗り続ける。これ以上は無理というところまで。
・そのためにはモホーク1歩目のRFIにがっつり乗り込む。左足はちゃんとスイングさせてからLBI。
・上体を起こす。(超重要)前傾だと回転できない。

特にバックインに乗って我慢することと、上体を起こす事を重点的に練習しました。
60本目くらいに入ったところで。(3日目くらいかな?)

初サルコウ成功〜〜〜!!!

うれしいっ!!山田くん、座布団もってきて!!
(成功したのはこの時の1回だけだけど)

まとめ:大人のフィギュアスケートは考えながら、緩急つけて練習する

いやー、これはね、本当に嬉しかったです。ケーキ買って一人お祝いしたくらい。
今までターンとかステップとか、できなかったものができた瞬間というのは何回かあったのですが、あの瞬間ほど嬉しかった事はなかったです。
なんか「決まった感」が強いんですよね。シュッとエッジに乗ってクルッと空中で回ってバッと降りるっていう。
自分の体感ではあの時のスピードはサイクロン級!いまめっちゃスピード出てたわ!という。
あの感覚忘れられないです!笑

大人の場合、身体がまだ成長の途中にある子どもや若い人と違って、やみくもに進んでもなかなか成果って得られないと思うのです。何も考えずに猛進しても、無駄な時間と労力が積み上がっていく。(もちろんは積み上げは大切なことだと思います。続けることが何よりも難しいのですから)
量からしか質は生まれないと言いますが、必ずしも量から質が生まれるとは言い切れないお年頃。
己を知り、矯正できるそうなところを、可能な限り正しながら敗因を考える。
考えて考えて、周囲にも助言を求めながら体も動かす。
そうやって苦悩して、苦労して得たものってかけがえないなって改めて感じています。

これがあるからやめられないのかな。

また長くなっていまいましたが、今回のたった1回の成功ジャンプを糧に、今後は打率をあげるべく精進していきたいと思っています!まだもう少し頑張るよ〜。

タイトルとURLをコピーしました