楽しみにしていたリハビリが始まりました。
私の場合、大会に出られるレベルでのスポーツ再開を目指す、ということで医師の指示でアスリハ(アスレチックリハビリ)開始となります。というか知らないうちに勝手になってました(汗)
アスレチックリハビリとは、日常生活に戻れるレベルにすることに加えて、受傷前と同じようにプレーできること、さらには以前よりもよい成績を出せる身体を作ることを目標としています。
しかし、まずはメディカルリハで日常生活の動作ができるようになってからアスリハに移行するものなんじゃないだろうか、、、と思っていたのですが、実際リハビリ室に入ってみると普通のリハビリでした。
どんなものなのか興味があったので、ほっとしたような、ちょっとがっかりしたような?
内容としては40分ほど、ひたすらマッサージして、軽く膝を曲げてみて、足首もストレッチして。というもの。
ももの筋肉が固くなっちゃってるのでね、そこを柔らかくしてあげると大分曲がるようになると思いますよ〜。
膝蓋骨のあたりのストレッチはしなくていいか聞いたのですが、
・もしやるとしたら横方向ではなく、下方向。降ろすようにマッサージする。
・決してお皿の真上から押さない。
ということでした。
家でやってみたのですが固い。お皿があまり動かないです。
膝はそんなでもないということでしたが、やっぱり固まってはいるんだろうな。
膝関節は大事な腱や筋肉がたくさん入っていて、渋滞しやすいのだそうです。
本人としては気持ちは焦っているのですが、そこを治すためにも、まずはまわりの筋肉をほぐしたり鍛えたりするのが先なんだろうな〜。とおぼろげに理解した瞬間でした。(頭では)
この日に出た宿題としては
・膝伸ばし
・タオルつぶし
この3つのみ!
ここに順次メニューが追加されていくそうです。
膝伸ばしとは、膝がわずかに曲がった状態で固定されていたため、まだまっすぐに伸びないのですね。例えば床に足を投げ出して前屈すると、健康な足は膝の裏が床にペタッとつくけれど、固定していた膝は床から少し浮いていて指が何本が入るような状態になってしまっています。
伸展というのですが、これを伸びるようにトレーニングしていきます。
それから最重要なのがタオルつぶし。
こういう運動になりますが
このタオルつぶしを3秒キープ、1回5分を1セットとして1日数回(何回って言われたか忘れた訳ではない)やります。
ポイントは内側広筋を意識してしっかりと力を入れること。
内側広筋とは大腿四頭筋の1つで、膝を支える大事な筋肉です。
ここが弱いと膝がグラグラしてしまいます。ということは柔らかい膝づかいには強靭で柔軟な内側広筋が必要ということですね。
しかしね、このトレーニング、地味すぎて面白くもなんともないのですよ・・・。
現段階ではスクワット系の動きは禁止されているのでこれをやるしかないのですが。
そして今週の目標は、なるべく自然に歩くこと!
後ろから人が見た時に「あら?あの人足が悪いのかな?」とバレないようにとのこと。
しかしそれはね。
無理!
痛いのなんのってヒザがズキズキしてですな。
こんなこと本当にやっていいのかな、骨つながってないのに筋肉でひっぱられて離れちゃってるんじゃないの?っていう恐怖。
膝は曲がらないし、足首は固くなってるし、そもそも曲げた膝を前方へ持ち上げて踏み出す筋力がない(涙)。
歩行とはなんと難しく、芸術的な動きなのでしょうか。
ああ、そういやうちの子初めて歩いた時、確かにまだ膝は曲がってなかったよなあ。
妙に納得。
とりあえず、痛いならもう少し小股からスタートで、ということでした。
大切なのは痛いところを意識しないでなるべく普通に歩くこと。痛いところをカバーしようとすると別のところに障害が起きるそうです。
そうこうしているうちに筋がほぐれてくるのか、痛みを伴わずに歩けることもたまにありました。
ギプス (私の場合はニーブレース)が外れて、運転ができるようになったので行動範囲が広がったし、なによりもトイレや椅子に座れるようになったので本当に便利。幸せいっぱいなはずなのに、人間ってやっぱり欲張りなんだなぁ。とにかく早く練習に戻りたい。
いざ自由の身になってみると、あれもできない、これもまだできない、という心境に陥っています。
順調に、いやむしろ早い速度で回復していることに感謝して、いまできることを頑張らなくてはね!
もも周りのサイズが、左と右で2センチも違ってしまっているのでまずはそこを戻したいな〜と思っています。
今はまだ、段差にエンカウントするとルンバみたいに止まっちゃうしな。
膝屈曲は現在90°!フランソワでした!