トウループ、あっさりクリア!
こんにちは。フランソワです。
トウループについては、あまりに難解であったため、一旦練習をやめていたのですが、
どういうわけかいきなり跳べてしまったので、備忘録も兼ねてコツや注意点などトウループの跳び方について書かせて頂きたいと思います。
※おそらくしゃかりきになってサルコウの練習をしていたために、ジャンプと空中での身のこなし、着氷時のバランス感覚が自然に身についていたのだと思われます。
シングルトウループの練習のしかた
トウループの練習は、やっぱりなるべく片足で跳んだ方がよい
今になって考えると、その場両足降り、半回転両足降りの方が難しかったような気がします。
スリーターンもそうですが、片足での足さばきがデフォルトであるフィギュアスケートにおいて、両足を使った練習ってかえって難しい。
新しいエレメンツに挑戦する場合、動きの方向、構造をある程度両足(もしくは手すりにつかまってやってみる等)で確認したら、とっとと片足で挑んでみた方が、自分の思考の中でこじれなくて良いと思います。
両足は似たような動きのもの、は体感できるけれども、ほとんど根本的に違うものと思った方が良さそう。力を入れるべきところ、乗り位置、膝のバネの使い方、この感覚とさじ加減は片足と両足とではまるで違うものです。
それができたら同じく左トウをついて半回転ジャンプ→手を開いて両足降り
この練習をある程度したら片足での練習に移行しましょう。
おもいきり跳ぶと派手に転倒してケガをしてしまうかもしれないので、おもいきりでなくていいと思います。
ですが、腹を決めましょう。
・最後は自分の気持ちひとつ。覚悟を決めてトライ!
そうはいってもまずは跳ばずに
サルコウ編でも書きましたが、そもそも日常生活で使う動きではなく、仕組みが難解でしたので、とにかく一連の流れを繰り返しながら身体に覚えこませました。
・そのトウをついたまま、振り向くように1回転(跳ばない。コンパスのようにトウを氷に刺した状態で回る)
・右バックアウトで滑る(チェック)
・下を向かない!
これを浮遊することなく繰り返しました。
ジャンプしていないことを除けば、この3ステップがトウループの動きになるかと思います。
注意点としては、
・トウをつく時に右バックアウトの軌道上(もしくは少し内側)につく。
・振り向く(回転する)時に右ももを上げる。(踏み切るタイミングはこの時です。ですので、ここでジャンプする感覚をつかみます。)
・下を向かない!
再認識したのは、ここでも基本はスリージャンプなんだなあということです。
慣れてきたらほんの少しだけ浮いてみる
片足くるりに慣れてきたら、前向き踏み切りでもよいので(本当は良くなないと思いますが)
ほんの少しだけ浮いてみます。超スローモーションで。
ポイントは超スローで、という事と、前向きでも良い、という事の2点です。自分で動きとタイミングを確認しながら跳ぶ。
高さは必要ないです。トウステップか何かのつもりで気楽に上がります。
これができると一気にテンションが上がります。
というのも、ここまでくれば、ほぼ成功したようなものだから。
あとは精度をあげて、よりトウループらしくしていくだけです!
ここから俄然やる気を出しまして、またまた1日20本ずつくらい練習しました。
気をつけた点としては
・右手を引いたままRBOに乗るが、トウをつく寸前に右手をさらに引く(ひねる)
・トウをついたらジャンプの瞬間に右ももを上げることを意識する。(しっかりと跳び上がる)
・下を向かない!
スピードを上げることと、バックアウトに乗り込むことはかなり意識してやっています。
これだけで不発率はかなり下がっていると思います。一応はトウループできてるね、のレベル。
肝心なのは右ももを上げてジャンプすること。ここまでやれると滞空時間を作れるので、クルッとしっかり1回転して、右膝をつかってふわっとランディングする余裕が生まれます。
このレベルならGOEも高くつくかも!
まだ数回しか成功していないですが・・・。
まとめ
今回はトウループの跳び方について書かせて頂きました。
ここまで読んでくださった方はおそらくフィギュアスケートを練習している同志の方だと思いますので、何かのヒントになればとても嬉しいです。
サルコウの猛練習からはじまって、ここ数週間で軽いジャンパー膝になってしまいました。
練習の種類と量を調整しつつ、いつものように治しながら練習したいと思います。
今はまだリンクの端でちまちま練習しているので、早く中央のジャンプエリアで華麗にジャンプできるようになりたいです!